低周波治療

低周波治療器は、交流電流を整流し0~1,000Hzまでの低い帯域の周波数の電磁波によって 比較的体表面に近い「表層筋」に効果的な治療法です。表層部に施されるために筋肉への負担が少なく、表層の浅い患部に働きかけると同時に筋肉そのものの働きを活性化させる効果が期待できます。特に慢性的な肩lこりに対して有効とされています。
また、肩こりの症状が痛みを伴うような場合には周波数を高く設定し、神経の働きを抑えることで、鎮痛・鎮静の効果も期待できます。
低周波を筋肉や神経に照射することで、その刺激によって筋肉や神経に興奮が起こります。電磁波による自然な刺激は、体内の細胞膜面のイオン集積を促し、生体の電解質のイオン移動によって電気が運ばれるというものです。
これは細胞内外にあるイオンに配分差が生じることで興奮が起こり、これらの細胞による刺激が筋肉や神経の興奮を誘発し血管を拡張させます。このことが新陳代謝を促進させ治癒力を高めることになるわけです。
また、このような表層に近い部分での肩こは、患部を温めることも効果があるので、温熱パットを併用した治療を行うこともあります。