鍼治療
鍼治療にはいくつかの種類があり、鍼の長さも5ミリ~20センチ以上のものまであります。 鍼治療は、筋に蓄積した筋疲労物質を拡散し吸収しやすくすることにより、 筋のこりや疲労を除去する効果が期待される治療です。
鍼治療に使用する鍼は完全滅菌のステンレス製で弾力があり、折れる心配もありません。 髪の毛ほどの太さで、刺される痛みはほとんど感じません。この鍼は使い捨て鍼(ディスポーザブル鍼)ですので細菌やウイルスの感染の心配もありません。また、針治療は薬剤と違い、副作用も一切無いというのも鍼治療のメリットです。
もう少し詳しく説明しましょう。
鍼治療は学術的には良導体調整法と言われ、人間の筋肉などの動くものに自然にたまった生理的電流を取り除くというものです。筋肉はポンプのような役目を果たしていて、脳や内臓、関節などの体内の色々な部位へ血液の供給を行っています。血液は体内へ酸素や栄養を運び老廃物を排泄する新陳代謝を行う役割があり、筋肉はその血液を送り出すポンプというわけです。
しかしこの筋肉に生理的電流がたまり、帯電した状態になると、筋肉が収縮してしまい(家庭用の低周波治療器で電気を流した時のような状態)、ポンプの能力が低下します。そうなると新陳代謝も低下し疾病の原因にもなります。
この筋肉の内部に帯電したもの電気を、鍼によって、高い電位から低い電位とを通電させます。つまり鍼が通電管のようなの役割を果たすということになります。電気製品のアースのような役割と思ってください。
この筋肉の内部に帯電したもの電気を、鍼によって、高い電位から低い電位とを通電させます。つまり鍼が通電管のようなの役割を果たすということになります。電気製品のアースのような役割と思ってください。
電気製品もアースによって製品内にたまった静電気を外部に逃がしますが、このアースが無いと、たまった電気が故障の原因になるということです。
鍼治療は全身にあるツボに施術することによって疾病を治療します。その中には全身を調整する基本的なツボがあり、その全身を調整するツボと、患部のツボを組み合わせて鍼治療を施します。